インソールの選び方

BMZの取締役、靴ホペイロの肩書きをもつ山中
なぜインソールが必要なのか、扁平足やハイアーチなどの悩みに合わせてインソールはどう選べば良いのか。アシトレを開発した株式会社BMZの取締役、靴ホペイロの肩書きをもつ山中が解説します。

なぜインソールが必要なのでしょうか?

それは、現代は足の形にしっかり合った靴選びがむずかしく、足にトラブルを抱えた人が多いから

江戸時代の飛脚をご存知でしょうか。彼らは「足半(あしなか)」という、一見子供用にも見えるような半分サイズのワラジを履いていました。前足部分はワラジに乗っているものの、足指やかかとの部分は地面に着いてしまうワラジです。


浮き指解消に活用されている足半草履

人間の体は、足の指を使った時に骨盤が前傾になります。骨盤が前傾することで体がしっかり動けるのです。
誰よりも先を急ぐ彼らは、この「足半(あしなか)」で大地をつかむように走る。本来の足の使い方を考えると、これはひとつの理想と言えるものかもしれません。

かつての日本人は、このように草履やワラジを履き、裸足に近いような歩き方をしていました。つまり、足や足指をしっかり使う歩き方です。

ところが、日本人が西洋式の靴を履くことが当たり前になって100年あまり。車や交通機関の発達もあって、どんどん歩く距離が減り、地面もアスファルトになりました。

それにつれて、裸足で生活をしていた時には生じなかった、様々な足のトラブルが生じるようになったのです。

子供達の足にも心配な成長問題が多く生じています。

これは、私たちの足のコンディションが低下しているということです。
足は、家に例えると「基礎」。土台部分です。足がしっかりしていれば、身体の状態は良くなります。
関節や腰、ヒザや首にも負担の少ない歩き方ができれば、体全体のコンディションを維持しやすいはずです。

人間の体重は足が支えています。ゆっくりした歩行で体重の約2割り増しの重さが、走った時には、体重の約3倍の荷重が足にかかります。

そして、皆さんはご自身の足の形を考慮して靴選びをしていますか?

残念ながら自分の足の形に合わない靴や足本来の機能を考慮していない靴では、身体をしっかり支えることができません。

だからこそ、身体の土台である「足」をしっかり支え、足本来のコンディションをサポートするための機能性インソールが必要なのです。

靴に入れるインソールは大きく分けて2種類あります

靴に入れるインソールは、

  • 中敷き
  • 機能性インソール

の大きく分けて2つです。このふたつは、全く役割が異なります。

中敷きは読んで字のごとく、単に敷くだけ。足をサポートする機能はありません。
通常、購入した靴・シューズにあらかじめ入っているのは、この中敷きです。

インソールの起源は負傷兵を歩かせるためのもの

インソールは、第一次世界大戦中に、ドイツで怪我を負った負傷兵を歩かせるために開発されたのが起源だと言われています。
そして、この「歩かせる」という目的に対しては、足のアーチを支えるというインソールの作りになっています。

世界中の様々なインソールメーカーでは、内側のアーチを支える作りに

世界中に様々なインソールメーカーがあります。
例えば有名なメーカーとしては、アメリカのスーパーフィート、フランスのシダス、ドイツのコンフォートシューズなどが有名ですね。
日本にも同様のインソールメーカーがありますが、このようなメーカーのインソールの多くは、「足の内側のアーチを支える作り」になっています。

イメージ的には、ドイツの負傷兵を歩かせるために作った、包み込むようなギプスのようなイメージです。

当社(BMZ)でも、初めの頃は他社と同様の内側のアーチを包み込み支えるようなインソールをスキー選手向けに作っていました。

もちろん、内側のアーチを支えるインソールは効果的であるのですが、とあるドクターの一言によって、BMZのインソールに対する考え方が少し変わったのです。

足にとって大切なのは、立方骨を支えること

「大切なのは立方骨を支えること」

とあるドクターの一言により、試行錯誤の日々が始まりました。

内側のアーチ(土踏まず)+立方骨を支えるインソールを試作し、当社の社長がサッカーの試合で試したところ、いつもより動きやすかったというのです。

しかし、ディフェンスの最中に事件が起きました。
相手に接触もしていないのに、倒れて半月板を損傷してしまったのです。
なぜこのような怪我につながったのか、理由を探りました。


足のアーチを固定してしまうことは、他の関節へ衝撃を促すことになると判明

人間が倒れた時、足のアーチ(関節)でおよそ60%の衝撃を吸収します。
足のアーチで吸収しきれなかった分の衝撃は、足首➡︎ひざ➡︎腰 と順にその上にある関節へと移動します。
つまり、下で吸収できなかった衝撃は、徐々に上の関節へと移ってしまうのです。

半月板損傷により1週間の入院中、「立方骨はよかったよね。でも、支えて固定するだけでなく、怪我をしないためには逃げ場が必要なんだよね。内側も外側もと固定しすぎたから、足がうまく動けなかったんだね。」という考察にいたり、立方骨を支えつつ(安定性)、逃げ場(運動性の確保)も作るという現在の「立方骨バランス理論」に至ったのです。

この社長の経験を踏まえ、「しっかりと固定するように支えると、骨格は崩れないけど、足はうまく動かせない。足が動くことで、動いて使えば使うほど、足は元気になる。足を元気にすることが大事である」ということが、BMZの基本的な考え方となりました。

そして、この立方骨バランス理論は、特許を取得し、数多くのアスリートを足から支えるインソールとして支持されています。

ちなみに、ソチオリンピックでは、8個のメダル中、4個のメダルがBMZがサポートする選手が獲得したものでした。

インソールの選び方とポイント

足の形と靴の形、インソールのトライアングルが大事

皆さんは、自分の足がどんな形をしているか、即座に言えますか?
自分の足の形をしっかり理解している人は少なく、足の形にあった靴選びができていないことが多いのが実際です。

どんなに自分の足にあったインソールを選んだとしても、靴が自分の足の形にあっていなければ、インソールはその機能を発揮できません。

まずは、自分の足の形がどのタイプか、しっかりチェックし、できるだけ足の形にあった靴を選ぶようにしましょう。

扁平足やかかとの痛み、ハイアーチや外反母趾、
足底筋膜炎やO脚・X脚

悩みに合わせたインソールの選び方は?

長時間立ったり、歩いているとかかとが痛くなる。外反母趾や内反小趾が痛む。足底筋膜炎で運動するのがつらい。O脚やX脚などの脚の悩みを抱えている、……

足や脚に関する悩みを抱えている方が多くいらっしゃると思いますし、またその悩みに最も合うインソールを選びたいと思っていらっしゃると思います。

ここでご理解いただきたいのが、足の骨格構造と足のトラブルの因果関係です。

足は、下のイラストの通り、26個の骨と31個の関節から構成されています。
足の関節が自由に動くことで、ヒザや腰、股関節や背骨にかかる「ひねり」や「ねじれ」の衝撃をうまく逃すことができます。

人間の身体は、足にねじれが生じると、その上の膝は足のねじれと逆方向にねじれる事でバランスを取ろうとします。

足が内側にねじれれば、膝は外側に向けねじれます。このようにして、様々なねじれが、次のねじれを生じさせる事で、身体の様々な場所の不調を引き起こす原因になっていきます。

ここで、ビルの建設現場をイメージしてみましょう。ビルがきちんと建つには、やはり基礎が重要ですよね。基礎がしっかりしているのに、途中の階層からいきなり曲がってしまうなどということは考えられません。

つまり、人間の身体にも同じことが言えるのです。ビルも人間の身体も積み上げ型。

身体の土台である足の骨格のねじれからスタートして、どんどん悪循環にねじれが生じる……多くの方は、残念ながらその事実に気づいていないのです。

インソール購入時の5つの約束

私たちBMZでは、インソールをご購入される時に、お客様にお願いしていることがあります。

それは、

  1. 足に合う靴を選びましょう
  2. 五本指ソックスを履いてください(動きながら衝撃吸収するので)(子供であっても)
  3. 足は自分の体重の5〜6倍ぐらい負荷がかかることを理解してケアをしましょう
  4. 足の指を使うトレーニングをしましょう
  5. BMZのインソールを使ってください(笑)

ということです。

「足本来の機能をしっかり支えるようにすること」という、インソールには大事な役割があります。
その役割を最大限に発揮し、足から健康になっていただくためにも、あなたの運動パフォーマンスを向上させるためにも、ぜひ5つのポイント(約束)を、実践いただきたいと思います。

アシトレとBMZインソールの違いはなに?

アシトレシリーズとこれまでのBMZインソールの違いは、「より足指を使えるようにトレーニングする設計」をしているかの違いです。

アシトレは、実はインソールの中で「坂道(上り坂)」を作ってある設計です。足指でしっかり掴まない限り、坂道は登れない・歩けないですよね。だから、インソールでトレーニングができる。そんな設計であることが、アシトレとBMZの既存のインソールとの違いです。

ちなみに、BMZの既存のインソールは、ゼロトップ(インソールの前後で高さの差がない)になっています。
BMZは「足を使えるようにする、元気にすることが大事である」という考えですので、歩きやすくすることを目的としたかかとの高いインソールではなく、このような作りとなっています。

アシトレインソールに合ったオススメの靴はどんな靴?

上記のように、アシトレは靴の中で坂道(上り坂)を作っているような設計なので、かかとの高いシューズはオススメしません。できるだけ、ヒールに高さの無い、フラットなシューズを選んでください。

スポーツの種目別、目的別でインソールを選びましょう

BMZでは、スポーツの種目別に様々なインソールのラインナップがあります。

これは、運動特性によって最適なインソールを設計しているからです。

例えば、野球のスパイクとバスケットボールシューズを比べてみましょう。
野球のスパイクは、しっかりと硬い仕様です。一方で、バスケットシューズは、柔らかい作りですよね。
サッカーとフットサルでも、サッカーコートとフットサルコートでは地面が違うので、当然、インソールも異なります。

また、野球をしている選手でもシーンによって、履くシューズは変わりますよね。
試合:スパイク
練習:アップシューズ
普段:スニーカー

このように、私たちは毎日、シーンによって靴を履き替えています。
ですので、
試合:スパイク=BMZ野球用インソール
練習:アップシューズ=BMZ野球用インソール
普段:スニーカー=アシトレsports
のように、シーンやシューズによって、インソールも使い分けてご使用いただくことをオススメします。

自分の足の状態を正しく理解するために、フットスキャナーで測定してみましょう

自分の足がどんな状態かを知ることで、身体の疲れやトラブルの根本の原因を探理、改善へ繋げることもできます。

フットスキャナーやフットプリントを使い、一度ご自身の足の状態を調べることをオススメします。
BMZでは、群馬県のみなかみ町にある猿ヶ京スタジオと、東京駅近くの新丸ビルにある東京オフィスにて、フットスキャナーを使用した足の計測を行なっております。(1回5000円(税別)、完全予約制)

より悩みの深い方や、もっと運動のパフォーマンスを向上したいという方は、ぜひフットスキャナーでご自身の足の状態をチェックしてみてください。

足の健康・身体の健康は正しいインソール選びから

人間の身体にとって、足という土台をしっかり作ることがいかに重要かがご理解いただけたと思います。

自分の足の形を理解し、足に合った靴を選び、正しく足を支えるインソールを選ぶことは、身体全体の健康や美しい身体作りに欠かせません。

私たちBMZはこれからも「インソール」を通じて、足の健康の重要性をより多くの皆様にお伝えし、足から健康になることをサポートしていきたいと思います。

株式会社BMZ取締役
靴ホペイロ
山中

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